足首の可動域の左右差が腰痛となる可能性

大久保です。

日本人の多くが感じたことのある腰痛。

本当に多くの原因が考えられるため、一概に『これ』と断定するのは難しく、一つずつチェックをしていく必要があります。

そんな腰痛ですが、足首の左右差が原因となる場合もあります。

足首?と思うかもしれませんが、腰痛を感じている方は、意外とここの左右差が大きいことが多いです。

足首の可動域の左右差がなぜ起こるのか、なぜ腰痛の原因になるのか、簡単に書いていきます。

 

足首の左右差をチェック

足首の曲げ伸ばしの動作をそれぞれ『背屈』『底屈』と言います。

・背屈…つま先を自分へ向ける

・底屈…つま先を遠くへ向ける

この動作を左右で比べてみましょう。

どちらかの足首に、ほんの少し可動制限がありませんか?

実はこの足首のほんの少しの差が、全身のボディバランスに影響を与え、腰痛をはじめとする、カラダの問題に繋がることがあるのです。

歩幅が左右で異なる

例えば、どちらかの足首の底屈が苦手で、反対は背屈が苦手だとします。

そうすると、2足歩行である人間は、歩く度にどちらかの歩幅が狭く、どちらかの歩幅が広くなります。

左右で歩幅の差が生まれるということは、骨盤の歪みを生み出す可能性もあります。

また、回旋動作に弱い腰椎にも影響を与えるかもしれません。

これらが繰り返されることで、腰痛の原因になることも考えられますね。

可動域の左右差がなぜ生まれるか

これにも、様々な原因が考えられます。

利き手・利き足

まず最も考えられるのは、利き手・利き足による、左右の筋の使用頻度の差です。

やはりどうしても使いやすい方の手足で、物を扱う頻度は高くなりますよね。

物を持ったりや、重心の側方移動等が主な例です。

内臓の位置や骨のポジション

そもそも人は左右のバランスは対称ではありません。

重たい肝臓が右、小さい脾臓が左、中が空洞な心臓や胃は、やや左気味に位置しています。

寛骨は左右で形状が異なり、肋骨は左が後方回旋、右が前方回旋しているケースがほとんどです。

こちらも、人間の重心が正中でないことを表していると言えます。

ゆえに、足首にかかる力も左右で異なることが考えられますね。

怪我

足首の怪我も、腰痛への影響は大きいです。

足首の怪我と聞いて、まず思い浮かぶのは捻挫。

捻挫は足関節に関わる筋肉のバランスを悪くし、下腿の崩れ、下肢の崩れ、全身の筋バランスの崩れと派生していくと考えられます。

怪我をしてしまうことは仕方ありませんが、その後のケアは痛みを残さないだけでなく、別の代償を引き起こさないためにも重要なのです。

パーソナルトレーニングで

このように、足首が原因で腰痛を起こすと考えられるの要因もいくつかあります。

基本的に、全身の筋バランスが崩れることが腰痛の原因だとすると、今回は足首を例にしましたが、どこに不良ポイントがあったとしても、それを改善する必要があると言えますね。

パーソナルトレーニングでは、腰痛改善のために、局所的なアプローチも行いますが、全身の筋肉のトータルバランスを良くし、腰痛の起こりにくいカラダを手に入れることが出来ます。

最後に

腰痛でお悩みの方は、整体ばかり行くのではなく、トレーニングで根本的な解決もしてほしいなーと思います。

 

くびれ美人マネージャー
大久保亮介

 

高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。

 

専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。

 

2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。

 

2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。

 

2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。

 

2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。

 

【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)

 

【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ