筋トレをして筋肉痛が起こらなければ効果は無いのか
大久保です。
『筋トレをしたのに筋肉痛にならない』
『昔に比べて筋肉痛が起こらなくなった』
トレーニングをされている方は、このような感覚を感じたことがある方もいるのではないでしょうか?
一般の方も、筋肉痛があると筋肉が成長するということを聞いたことがあるかもしれませんが、その情報は少しaboutな表現です。
正確には、筋肉痛が起こるくらいトレーニングすると筋肉の成長が望めるが、そうでなくても効果的な動かし方をすれば、筋肉は成長します。
要するに、筋肉痛があるかだけを判断基準にするのではなく、
・正しく使えてないから筋肉痛にならないのか
・正しく使えているけど負荷が弱くて筋肉痛にならないのか
・正しく使えているけど収縮パターンを限定しているから筋肉痛にならないのか
こういった理由を把握しなければなりません。
目次
正しく使えてないから筋肉痛にならない
まず、これが理由であるなら、根本的解決をしなければなりません。
正しく使えていない場合、筋肉痛云々の前に、怪我のリスクが非常に高くなります。
そして、効果的でもありません。
しかし私がフィットネスに関わり始めてからの約10年の経験から言えることは、セルフトレーニングを頑張っていらっしゃる方のほとんどは、正しいフォームや負荷でのトレーニングを出来ていないように感じます。
筋肉痛は置いといて、怪我をする前に、トレーナーにトレーニングについての相談をすべきです。
正しく使えているけど負荷が弱くて筋肉痛にならない
こちらは、正しく筋肉を使えているけど、負荷の設定が低くて筋肉痛が起こらないパターン。
例えばスクワット。
50kgバーベルでのスクワットトレーニングが完璧にこなせるにも関わらず、20kgのシャフトでトレーニングばかりしていても、筋肉痛は起こらないでしょう。
過負荷の原理にもありますが、楽なことやってても筋肉の成長は望めないのです。
↓トレーニングの原理・原則についてはこちら↓
https://www.kubirepro.jp/staff-blog/トレーニングの原理と原則を知りトレーニング効/
このような場合、もちろん目的にもよりますが、負荷設定を上げることが望ましいでしょう。
正しく使えているけど収縮パターンを限定しているから筋肉痛にならない
実はトレーニングによっても、筋肉痛が起こりやすい方法と、そうでない方法があります。
簡潔に書くと、短縮性収縮(コンセントリック収縮)のトレーニングは筋肉痛が起こりにくく、伸張性収縮(エキセントリック収縮)のトレーニングは筋肉痛が起こりやすいです。
腕の曲げ伸ばしでイメージしてみましょう。
腕を伸ばした状態から、ダンベルを持って腕を曲げるのが、上腕二頭筋の短縮性収縮トレーニング。
腕を曲げた状態から、ダンベルの重さによって筋肉が伸ばされるのを耐えようとするのが、上腕二頭筋の伸張性収縮トレーニングです。
この2つのトレーニングを比較すると、伸張性収縮トレーニングの方が、より大きな負荷を筋肉へ与えることができます。
よって、その分筋肉痛が起こりやすいとも言えます。
筋肥大を目的にするときは、最もオススメのトレーニング方法であると言えます。
しかし、筋肉痛の起こりにくいとされる短縮性収縮も、筋肉の引き締めやボディメイク、姿勢改善には欠かせないトレーニング方法です。
筋肉痛が起こりにくくても、目的に沿ったトレーニングであれば、そのトレーニングは効果があると言えるのです。
最後に
筋肉痛が起こると、運動強度の目安になりやすいですし、やはりやった感は感じやすいと思います。
しかし、筋肉痛が全てという訳ではないのです。
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ