五十肩で悩むあなたがパーソナルトレーニングを始めるタイミングとは
大久保です。
肩の痛みでよく耳にするのが『五十肩(四十肩)』というワード。
肩関節周囲炎という症状を、大雑把に表現したものですが、中年期によく発生することからこのような名前がついています。
加齢に伴い、肩の関節や筋肉、周辺組織が硬くなり、炎症や痛みが出て動きが悪くなる疾患のことを指します。
今回は肩関節周囲炎について書いていきます。
目次
肩関節周囲炎とは
肩関節周囲炎とは、先程も書いた通り、加齢に伴い、肩の関節や筋肉、周辺組織が硬くなり、炎症や痛みが出て動きが悪くなる疾患のことです。
肩関節におこる痛みには、五十肩である肩関節の関節包や滑液包の炎症以外にも、インピンジメント、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着性腱板炎、腱板断裂、変形性肩関節症などがあります。
ちなみに肩関節周囲炎は、
・肩に疼痛と運動障害がある
・明らかな原因がない
という、何ともアバウトな診断基準であると言えます。
時期に応じた対処法
病院へ診察に行った際に、肩関節周囲炎と診断をされ、運動療法を薦められることも多いです。
私のお客様にも、五十肩をきっかけにトレーニングをスタートされた方もいらっしゃいます。
五十肩の場合、その時期に応じた方法で、ストレッチやトレーニングを提供させて頂いていております。
要するにいつパーソナルトレーニングをスタートされても、対応する手段はいくつもあるという事です。
(※肩以外にも改善すべきところがたくさんあります)
急性期(発症~9ヶ月)
急性期は、基本的に薬などで痛みを和らげながら、日常的には安静とします。
しかし、痛みを伴わないように、肩のポジションを整えておくことも大切です。
この場合、肩周辺はトレーニングを行うという訳ではなく、正しい位置を忘れないように、形を覚えさせるというイメージで良いかと思います。
拘縮期(4ヶ月~12ヶ月)
日常的には安静にすることが大切ですが、痛みを伴わないこの時期には、肩関節の可動域が狭まらないように、周辺のストレッチをおこなったり、正しい動作の習得をパーソナルトレーナーに誘導してもらうと良いです。
回復期(6ヶ月~2年)
回復期では、ストレッチや動作取得はもちろん、肩関節を安定させるインナーマッスル(主にはローテーターカフ)を強化したり、周辺の筋バランスを整える必要があります。
また、肩に過剰な負担をかける原因が、脊柱の可動制限であることが多いので、こちらも柔軟性を高めながら強化していかなければなりません。
(※移行に辺りそれぞれが被る時期もある)
最後に
トレーニングやストレッチについては、その時の状態を見ながら提供しますので、『これが良い!』と言い切ることは少し難しいです。
有名なエクササイズの一つにコッドマン体操というものがありますが、このような方法も正しく行うと非常に効果的です。
こちらはまたの機会に紹介しますね。
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ