乳酸って疲労を溜める邪魔者なの?
大久保です。
サッカーやフットサルが趣味ですが、爽快感とは裏腹に、疲労でどんどんカラダが動かしにくくなっていきます。
トレーニングでも、1セット目は難なくこなせるウエイトでも、セット数を繰り返す内に疲労が溜まり、こなせなくなりますよね。
これを多くの方は『乳酸が溜まって動けない〜』と言いますが、果たして乳酸は悪者なのでしょうか?
今回のブログでは、乳酸とは何なのかをご紹介致します。
目次
乳酸は疲労物質なの?
『乳酸溜まって動けない〜』と、何かと“邪魔者扱い”されがちな乳酸。
そもそも乳酸とは何なのでしょうか?
乳酸を簡単に説明すると、カラダを動かすエネルギーを作り出す時に、糖を分解して出来る生成物です。
短時間高強度の運動(ダッシュやジャンプ)は、乳酸をより多く作り出し、体内に溜まっていきます。
以前はこの乳酸が疲労物質として考えられていたのですが、乳酸は30分程で消えると言われています。
しかし、疲労は30分では消えませんよね?
要するに、乳酸=疲労ではないことが、この事から分かるかと思います。
乳酸はエネルギーになる
乳酸は糖を分解されて出来た生成物ですが、生成された乳酸は血液によって他の筋肉に流れていきます。
筋肉に辿り着いた乳酸は、主に遅筋線維のミトコンドリアによってエネルギーとして再利用されます。
ちなみに、食事によって摂取された乳酸(肉、魚、ヨーグルトなど)も、エネルギーとして使われていますよ!
補足
疲労の原因は乳酸ではありませんが、では何が原因となっているのでしょうか?
主に考えられる原因が、
・体が酸性に傾く
・糖質の枯渇
・ATP-CPの分解によるリン酸の発生
と言われています。
最後に
乳酸は疲労に繋がるのかについて書きました。
激しい運動によって、乳酸が溜まることは間違いありませんが、それが疲労に直結する訳ではありません。
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ