タオルを使って選択的にもも裏ストレッチ
大久保です。
お家でストレッチをする習慣のある方も、これからしようと思っている方も、今回のストレッチの方法は覚えておくと良いかも。
恐らくどのご家庭にも、常備してあるであろうタオルで、太ももの裏を徹底的にストレッチします。
目次
太ももの裏側の筋肉
太ももの裏側の筋肉を総称してハムストリングスと言い、3つの筋肉から構成されます。
まずは、それぞれの筋肉を見ていきましょう。
(※解剖的内容なのでスルーもOKです)
大腿ニ頭筋(外側ハム)
大腿ニ頭筋は、太ももの裏側の筋肉の中でも、外側に位置する筋肉です。
大腿ニ頭筋は1つの筋肉の頭が2つに分かれています。
筋肉がストップするところは、腓骨という骨ですが(腓骨頭)、スタートの位置が異なります。
長頭
長頭は、坐骨(坐骨結節)と、仙骨から伸びる靭帯(仙結節靭帯)から、腓骨頭まで繋がっています。
半腱様筋とスタート位置が一緒です。
短頭
短頭は、大腿骨の裏側の真ん中辺り(粗線外側唇中央1/3)から、腓骨頭まで繋がっています。
半腱様筋(内側ハム)
半膜様筋と合わせて、内側ハムストリングスと呼ばれ、もも裏の内側に位置しています。
半膜様筋の上に乗っかっているイメージです。
大腿ニ頭筋長頭とスタート位置が一緒で、ストップするのは脛骨(鵞足)です。
(※鵞足について→https://www.kubirepro.jp/staff-blog/膝の内側が痛む場合にストレッチしたい筋肉/)
半膜様筋(内側ハム)
半腱様筋と合わせて、内側ハムストリングスと呼ばれ、もも裏の内側に位置しています。
坐骨(坐骨結節)からスタートし、脛骨(内側顆、斜膝窩靭帯、膝窩筋膜)でストップします。
タオルでストレッチ
上記したように、単に太ももの裏側と言っても、たくさんの筋肉が存在します。
また、お尻の辺りから、膝裏の下まで走行する長い筋肉ですので、近位(お尻側)と遠位(膝裏側)に分けてストレッチを行いたいですね。
という事で、近位・遠位それぞれのポイントに加えて、内側・真ん中・外側を分けて、ストレッチをしていきましょう!
もも裏近位(お尻側)のストレッチ
それではまずは近位のストレッチです。
こちらの写真のように、膝を胸にしっかり近付けた状態から、膝を少しずつ伸ばしていきます。
お尻ともも裏の境目辺りが伸びている感覚があると良いです。
近位の内側
膝をお腹に近付けた状態で、少し内側に足をずらして膝を伸ばします。
近位の真ん中
同じく、真ん中で伸ばしていきます。
近位の外側
同じく、外側に開いて伸ばしていきます。
もも裏遠位(膝裏側)のストレッチ
次に、遠位のストレッチです。
こちらの写真のように、膝を真っ直ぐ伸ばした状態で、天井へ持ち上げていきます。
膝裏が伸びている感覚があると良いです。
近位の内側
膝を真っ直ぐ伸ばした状態で、少し内側に足(大腿骨)を捻って、足をお腹の方に引き寄せていきます。
近位の真ん中
同じく、真ん中で伸ばしていきます。
近位の外側
同じく、外側に捻って伸ばしていきます。
最後に
もも裏のタオルストレッチを紹介しました。
簡単な動作ではありますが、かなり伸び感が感じられると思います!
ぜひ試してみてくださいね!
くびれ美人マネージャー
大久保亮介
高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。
専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。
2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。
2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。
2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。
2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。
【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)
【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ