カラダの歪みにはある程度パターンがある

大久保です。

トレーニングによる姿勢改善は、日々を健康に過ごすためにも、とても大切なことです。

肩こりや腰痛をはじめ、様々なカラダの不調のほとんどが、姿勢の歪みから起こることは皆さんご存知かと思います。

今回は右利きの人が多い日本人によくあるパターンを解説していきます。

歪みは整えるべきか?

ところで、カラダの歪みは全て整えるべきなのでしょうか?

この問題を説明すると、長く、難しくなるので今回は割愛しますが、実は全ての歪みを整えるべきとは言えないのです。

歪みの種類を知ること

なぜ全ての歪みを整える必要がないのか?

その理由は、人のカラダがそもそも左右非対称の構造をしているからです。

要するに、元々歪んでいるのです。

例えば、臓器の中でも大きな肝臓(かんぞう)は、カラダの右側に位置し、横隔膜と隣り合って付着しています。

この反対側(左側)は肝臓の代わりに脾臓(ひぞう)と呼ばれる臓器が存在し、横隔膜に付着しています。

肝臓が付いている側の横隔膜は、それを支える必要があり、左側の横隔膜よりも厚いとされています。

また、左右の骨盤の形状も異なりますし、肋骨は左右で回旋方向が異なります。

しかし、このような歪みは、生理的な歪みであり、極端な筋バランスの悪化(筋力低下など)による歪みの助長が無い限り、正中に戻す必要はありません。

ここで大切なのは、生理的な歪みを理解することです。

整えるべき歪み

では整えるべき歪みとは何でしょうか?

これは、『日常生活やクセで身に付いた、後天的な歪み』です。

最初にも書いた通り、カラダの歪みは、肩こりや腰痛はもちろん、疲れやすさや、代謝不良等も含め、カラダの不調を引き起こします。

ですから、日常生活やクセから起こる歪みは、改善トレーニングをしておく必要があるのです。

あなたの歪み度をチェック!

では、あなたの歪みを一つチェックしてみましょう。

1.仰向けに寝転がり、目を瞑ります
2.何も考えず、両手を天井の方で合わせます

 

いかがでしょうか?

指の長さ(合わさるところ)が違いませんか?

カラダの歪みにはある程度パターンがある

そして、この指の長さですが、日本人の多くの場合は右側が長いです。
(※もちろん個人差があります)

こちらも様々な理由が考えられますが、1つは『右利きの方が多い』ことがあげられます。

右利きの方は、右腕を使う機会が増えます。

右腕が前方に出る動作では、肩甲骨が外転(外にズレる)し、肩甲骨と肋骨を繋ぐ右の前鋸筋が短縮してしまいます。

斜めの腹筋を左右で行うと分かるかと思いますが、右腕が長い方は、右側へ捻る腹筋エクササイズ(左外腹斜筋)が苦手である事が多いです。

これは左前鋸筋~左外腹斜筋~右内腹斜筋…の筋膜の繋がりが、反対パターンより緩んでいるからです。

日常生活による歪みは整える

このように、右利きだからということで歪んでいる場合、これは後天的な歪みですので、改善するべきであると考えられます。

こちらの写真のように、指の短かった側の腕を、天井に突き刺すような動作を繰り返しましょう。

こうすると前鋸筋に刺激が入り、斜めの腹筋エクササイズでも左右の可動域が揃いやすくなります。

 

パーソナルトレーニングでは、このような前置きトレーニングを入れてメイントレーニングをすることで、歪みを徐々に整えていきます。

最後に

歪みにも、整えるべきものと、そうでないものがあります。

そして、どちらの歪みにも、ある程度のパターンがあります。

パーソナルトレーニングでは、それぞれをチェックし、あなたに合った正しい姿勢を提供するのです。

 

くびれ美人マネージャー
大久保亮介

 

高校サッカーでの怪我をきっかけに、プレーヤーではなくトレーナーとなることを決意。

 

専門学校でトレーナーの基礎知識を習得後、山口県のSSSスポーツプラザ、全国大手の東急スポーツオアシスで活動。

 

2013年5月にくびれ美人でパーソナルトレーナーとしてデビュー。

 

2015年7月よりフリーのパーソナルトレーナーとして独立。

 

2016年4月㈱HATA立ち上げとともにくびれ美人マネージャー兼パーソナルトレーナーとして活動。

 

2019年7月現在、月200時間以上のパーソナルトレーニングを担当。

 

【体験料金】
6,600円/60分
(トレーニング55分+カウンセリング5分)

 

【パーソナルトレーニングの流れ】
①身体の評価
②歪み改善(B.Bトレーニング)
③インナーマッスルトレーニング
④アウターマッスルトレーニング
⑤ストレッチ&マッサージ