ダイエットに欠かせない温活!身体を温めるメリットとは?【方法も紹介します】

秋から冬にかけて気温の変化を感じると、手足末端の冷えが気になるという方は多いのではないでしょうか。

 

毎年のように辛い時期。

 

恐らく手袋やソックスでやりくりしていても、この記事にたどり着いたということはきっと根本の改善には至っていないはずです。

 

そして温活という言葉を一度でも聞いたことがあるのならば、是非読み進めてみてください。

 

冷えからくる様々な不調は健康を阻害するだけでなく、ダイエットの成果にも悪影響を及ぼしてしまうのです。

 

それでは温活とは何か、そして正しい温活方法について詳しく解説していきましょう。

 

第1章【そもそも温活とは?】

この数年で、妊活や婚活、はたまた終活など、様々な形で○活という言葉を目にすることでしょう。

 

温活という言葉を定義するのであれば、身体を芯から温め、身体が本来持っている機能を最大限発揮させ健康な身体を取り戻すことを意味し、そのために様々な手段が取られています。

例えば東洋医学では未病という、まだ病気としては現れていないが身体を蝕む原因を治療する根治に重きを置いており、鍼灸治療や漢方が身体を根本から改善できる治療法であることも頷けます。

 

しかし温活の為とは言っても、ただ単に身体を暖房器具で温めれば良いという訳ではありません。

 

体温とは即ち基礎体温のことを指し、この基礎体温を高めることが健康的で引き締まった身体を作るためには必要なのです。

生命維持を維持するために必要最小限なエネルギー消費を行っている際の体温のことを基礎体温と言う。即ち起床時の体温がこれにあたる。

第2章【あなたが温活をすべき4つの理由】

それでは次に、なぜダイエットやボディメイクの為に温活を取り入れるべきなのかを4つの理由から紐解いていきます。

 

ダイエット効果を高める

簡潔に申し上げますと、冷えない身体づくり脂肪燃焼能力の高さに直結します。

 

これだけでも十分に温活に取り組む価値があると言えるでしょう。

 

食事運動にばかり注目が集まりがちですが、実は体温もダイエットやボディメイクの結果を左右する大きな要因の1つなのです。

 

人間が生きるためには常に細胞内でエネルギーが消費されており、消費された結果としてを産生し、生命活動を維持しています。

 

つまり基礎体温が高ければ細胞は活性化した状態であり、それだけエネルギー消費量が多いことを表しているのです。

 

冷え性を改善する

寒くなる季節に向かうことで、手足の冷えに悩まされる方は多いでしょう。

 

しかし、夏場でも冷えを感じる方も多いのは、現代社会の生活習慣に起因するものがあります。

 

繰り返しとなりますが、基礎体温を高めることはそれだけエネルギー消費量を増やし、熱を産生するということ。

 

そのは内臓から産生されるものもあれば、身体を動かす骨格筋の活動による副産物として産生されたもあります。

 

内臓の温度低下は即ち、お腹の血液が滞っていることを表します。

 

胃や肝臓、小腸や大腸など、食べ物の消化吸収に必要な臓器が弱まることで、身体の不調を感じることは少なくないのです。

 

また内臓の不調にとって、便秘むくみなど、代謝や循環に関わる機能が低下します。

 

むくみに関しては過去の投稿記事【必見】美脚になりたいなら“むくみ”から解消すべき理由で詳しく解説しておりますが、むくみの根本的な問題は水分代謝であり、その水分代謝を担っている内臓が不調であればそれだけむくみに悩まされる可能性が高くなるのです。

 

このようにむくみの原因が身体の冷えによる水分代謝の低下である以上、体温を高めるために運動や温活は欠かすことは出来ないことがわかりますね。

 

また基礎体温を高めることは、ダイエットの結果を大きく左右します。

 

ダイエットを始めるのであれば、必ず1度は聞いたことがある基礎代謝。基礎代謝は生命を維持するために必要最低限なエネルギー量のことを言い、一般成人女性では約1200kcalとされています。(男性では約1500kcal)

 

基礎体温の高さは即ち基礎代謝の高さであり、それだけエネルギー(体脂肪)燃焼効率が高いことを表しているのです。

 

睡眠の質を改善する

睡眠はただ単に身体を休めるために必要という訳では無く、ダイエットやボディメイクの効果を最大限に発揮するために必要な要素です。

 

睡眠にはリズムがあり、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)が交互に繰り返されることで良質な睡眠を作り上げています。

レム睡眠では脳の活動がみられ、記憶の整理や定着が行われる。夢を見るのもこのタイミングである。一方ノンレム睡眠では脳は完全に休息した状態であり、肉体的な回復が行われている。

そしてこのリズムを作るのが自律神経の大きな役割となります。

自律神経とは心臓血管系、消化吸収を担う内臓機能やホルモンバランス、そして体温や呼吸を無意識的にコントロールする神経のことを言う。

この自律神経には交感神経副交感神経の2種類があり、それぞれ正反対の働きをしています。

 

交感神経は主に昼間にかけて仕事や運動をする際に活発となり、心拍数を増加させて血管を収縮させたり、骨格筋(内臓以外の筋肉)の活動を促すなど、身体全体を活性化させる役割があります。

 

反対に副交感神経は心身ともにリラックスさせる為に働きかけ、血管を拡張させて心拍数を落とし、身体を休めるスイッチとなります。

 

つまり就寝する時間に合わせて副交感神経の働きが高まることで、正しい睡眠周期を獲得することが出来るのです。

 

睡眠の為には副交感神経が大切であり、この副交感神経を効率よく機能させるためにも、温活は重要なポイントとなることが分かれば、後は温活を実践するだけという訳ですね。

 

また過去の投稿記事睡眠が上手くいくとダイエットは成功するにて、ダイエットと睡眠の関係、そして良質な睡眠を取る方法について詳しく解説しておりますので、是非併せてご覧ください。

 

月経を整える

前述した冷え性の項にて、内臓の温度が身体に与える影響について少し触れました。

 

この内臓温度の変化、すなわち腹部への血流の影響を大きく受ける臓器が子宮です。 結論から言うと、温活によって子宮まわりの血流が改善されることでPMS(月経前症候群)や月経痛の緩和に繋がります。

PMS(月経前症候群)とは、生理前に心や身体に現れる様々な不調の総称を表す。

そもそも生理中でもトレーニングを行うべきメリットの1つに血行の改善による生理痛を軽減させる効果があり、運動によって全身の血行を促進させた結果として子宮への血流が正常に近づくのです。

 

運動による血液循環が影響するのであれば温活による血液循環も同等の効果が期待でき、更に運動が出来ない時でも実践できるのは大きな魅力と言えますね。

 

生理痛とトレーニングの関係については、過去の投稿記事【女性必見】生理中のトレーニングはやっても良い?にて詳しく記載しております。

 

第3章【温活の為にすべき3つのこと】

ここまで温活が身体に与える様々なメリットについてご紹介しました。 そして次に、今すぐ温活を始めたい方の為に、具体的な方法について詳しくご紹介しましょう。

 

湯舟に浸かる

時間が無いからついついシャワーだけ・・・

 

身体をリセットするために大切な入浴時間、シャワーで簡単に済ましていては冷え切った身体を温めることは出来ません。

 

夏場に軽く汗を流す程度ならシャワーで十分ですが、身体をまで温めたいのであれば体温よりも少し温かい湯舟(39~40℃)に浸かることをオススメします。

 

身体全体を温めることに加えて湯舟に浸かること自体にメリットがあり、下半身に水圧がかかることで、滞った静脈血やリンパ液の流れを促すことが出来ます。

 

そして湯舟に浸かることで温まった血液が全身を巡り、内臓自体が温まることで基礎体温(深部体温)が上昇するという訳ですね。

 

繰り返しとなりますが、基礎体温が上がれば基礎代謝も上昇し、体脂肪を燃焼しやすいダイエットに適した身体へと変化させることが出来るのです。

 

筋トレをする

ただ温かい部屋でくつろぐことは温活とは呼べません。

 

そこで新しい習慣として筋トレを取り入れることが温活への第一歩となるのです。

 

筋トレの目的には大きく分けて2つ。

▪基礎代謝を高めて脂肪燃焼をしやすい身体を作るため

▪二の腕引き締めやヒップアップなど部分的なボディメイクのため

つまり筋トレによって筋肉量を増加させ、その結果として基礎体温を高めることが出来るのです。

 

これこそが温活における筋トレ最大のメリットであり、基礎代謝を高めてリバウンド知らずの身体を作る為に必要なことなのです。

 

熱を生む食材を食べる

食事をしていると、身体が温まってきた経験がありませんか?

 

実はこの時、身体は2つの機能によって熱を発してします。

▪食事誘発性熱産生(DIT)

▪味覚性発汗

まず食事誘発性熱産生(DIT)についてですが、そもそも食事をすることで安静にしていても代謝量は増加します。

 

食事を摂ることで体内に吸収された栄養素は随時分解され、その一部が熱として消費されるため、安静にしていても代謝は活発に行われるのです。

 

これが食事をした後、身体が温かくなる理由という訳ですね。

摂取した栄養素によってDITにおけるエネルギー消費量は異なり、タンパク質のみでは摂取エネルギーの約30%、そして糖質のみ・脂質のみの場合はそれぞれ約6%・4%とされる。この事から、タンパク質中心の食事は身体づくりにおいて欠かせないことが分かる。

そしてこの熱産生の能力は加齢運動不足によって筋力が衰えることで、基礎代謝と共に低下してしまいます。

 

つまりトレーニングによって筋肉量を増やすことで、食べながら痩せることにも作用するのです。

 

それでは次に、熱を生む食材について調べていきましょう。

 

恐らく多くの方は、身体が温まる食材として唐辛子などの辛いものをイメージするのではないでしょうか。

 

結論を言うと、唐辛子は身体を温める食材ではありません。

 

唐辛子に含まれる辛み成分(カプサイシン)は食べることで中枢神経を刺激して代謝が亢進するものの、多量の発汗も同時に促されるため、寧ろ身体に溜まった熱を下げる作用の方が強く、これを味覚性発汗と言います。

 

しかし、それでは一体身体を温めるために何を食べるべきなのか? この疑問を解決すべく、こちらにまとめてみました。

▪生姜

▪レンコン

▪ゴボウ

▪シナモン

▪玄米

▪蕎麦

▪卵

▪味噌

▪赤身肉

勿論これが全てではありませんが、どれも普段の食事に取り入れることが出来る食材ばかりなのが嬉しいですよね。

 

例えば生姜についてみていきますと、生姜に含まれるショウガオールは消化器官を刺激し、血流を高め、体内での熱産生を促す効果があるのです。

 

その他タンパク質を多く含む食材など、身体を根本から温める食材を是非取り入れてみてください。

 

第4章【自分に合った温活を試してみよう】

いかがでしたか?

 

寒い季節は温かい部屋で厚着をしていたいものですが、それでは体質を根本から改善することは出来ません。

 

冷えは身体にとって大きなストレスであり、免疫機能の低下や内臓の不調など、健康をも妨げてしまうのです。

 

今回ご紹介した温活によって、ダイエットの成果が中々でない方、冷え性がつらい方、睡眠を改善したい方、そして生理不順に悩む方などの手助けとなれば幸いです。

 

最後にもう一度、温活の方法について確認しておきましょう。

①湯舟に浸かること

②筋トレをすること

③生姜など熱を生む食材を食べること

体質に悩むのであれば、まずは行動を是非起こしてみてください。

 

身体が芯から冷えやすい季節こと、その効果を実感できるはずなのです。

 

広島のパーソナルトレーニングジムくびれ美人

山戸 勝道

 

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